去年の翠水会展

近年出させていただいている『翠水会展』ですが、昨年11月の出品作です。
今頃になってしまいましたが、インスタグラムなどに載せていて、このブログにアップするのをすっかり忘れていました。
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ひとり2作品ですので、M20号と8号を出しました。
横長のM20号は夏の終わり、仕事の下見で訪れた白馬岩岳の山頂の風景を。
8号は夕景の野尻湖をいくつかスケッチしたものを元に作成しました。
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この白馬岩岳のお仕事をさせていただいた方には案内状をお送りしました。
仕事の内容とは全く関係ない絵ですが、この場所に立たせていただいた感謝を込めて。
お忙しい方ですが、休日の時間を割いて観てくださったとご丁寧に連絡を下さり、とてもうれしかったです。
また、この使われていないゴンドラリフトと夏の終わりの”うっすらしたした寂しさ”を感じ取って下さり、そういった絶景スポットを紹介して下さいました。
是非訪れて描いてみたいと思います!。
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こちらは描きたいと思ったイメージが拙いながらなんとか…と感じていましたが、講師の碓井先生から「雰囲気がある」と言っていただけたのがうれしく、毎年見てくださる自称イタリア人の知人から「これはね北村さん、暗いのではなくアンニュイというのだよ(^_-)-☆。」との評に舞い上がりました~。

これで4回目の『翠水会展』。
なんのかんの言い分けを言いつつ、それでも一歩ずつ。
娘がことあるごとに言う言葉。「ママ、0と1は大きな違いだよ。」
やらないより、やったことを温もりある現実として受け止め、
絵筆を持てる環境に導いてくれた亡き両親に感謝し、精進していきたいと思っています。

本年もよろしくお願いします

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しばらくほったらかし状態でしたが、過去を振り返ると年末と年始にはちゃんとこのブログでご挨拶をしていたようで、「おっとー、いけない」とようやく気がついた次第です。

昨年末はいつになく年賀状準備に余裕があり、いつものように何か干支を描くこともできたのですが、11月23日に善光寺に七五三詣りをした初孫とのふたりの写真を使いたいと思いました。
自分が写っている写真を堂々と年賀状に載せるのはかなり恥ずかしく、自分的に抵抗があったのですが、たまたま来た兄にラフを見せて「どう思う?」と聞いたら、「いいんじゃね?。だいたいがおまえ、年賀状をひとさまがそんなに真剣に見るものか!。」といわれ、それもそうねと、
「こういうことも人生の中で一度くらいはあってもいいよね~」で、えいやっと。
離れて暮らす初孫、コロナのご時世でその日会うのは1年ぶり。
待ち焦がれて、うれしくて堪らないおばあちゃまのわたくし…であります。

ブログ用
娘婿の育児にはホントに感心しています。
祖母として私の出番はありません。
ありがたいことです。

今年もパース屋として、皆様のお役に立てる仕事をバリバリさせて頂きたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

白馬岩岳にて

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先週白馬岩岳のゴンドラリフトを新しくする件に関わるパースのご依頼があり、急遽日曜日に現地を見てまいりました。
まだまだ暑かったですが、山頂にはススキが存在感を出し始めていましたねー。
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先方様の指定の写真画像との合成になるので、わざわざ写真を撮りに行く必要はないのですが、そして納期も非常にタイトで厳しかったのですが、最近あまり無い案件でもあり、現場に立って見て空気を感じることはとても必要なことと判断しました。

週明けから一気にモデリング始めましたが、イメージが出来たので諸々のご要求に対応出来た気がします。
久々のタイトスケジュールで先方様のプレスリリースに間に合いました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000068296.html

小さい画像ですが、ゴンドラ施設外観イメージを2枚させていただいております。

キッチンが見える風景

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20220525-2
我が家のキッチンは東の窓から朝日が差し込むので
母の日に娘から送られてきたカーネーションをポンと置きました。
みごとな花ぶりのカーネーションで、なんとか絵に描きたいと思いました。
このキッチンの風景も、いつかどうにかして描いてみたいを思っていたので、
「よ~~し、一緒に描いちゃえ~!」と。

我が家は建築家 西沢利一氏の設計で、
壁はすべて構造用合板のむき出し、、というか、
その模様が美しいからとクロスは貼ってありません。
なので家中、どこを見ても木の色なのです。
描きだしてから、この木の色(黄土色系)ばかりを表現するのに
焦りました。。。

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しかし、この木のむき出し壁のおかげか、家の中の湿度環境はとても良く
洗濯物を部屋干ししていても、湿気がこもったりしません。
湿度に関しては常に快適で、西沢先生に感謝しています。

不透明水彩(ガッシュ) アルシュA3サイズ

去年の絵

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去年の11月
ギャラリー82での『翠水会展』に出させていただいた絵です。
水彩愛好家の方々が風景画を主体として年に一度発表される展覧会で、私はお誘いいただいてこれで3回目となります。
ひとり2作品までですが、私は毎回泥縄で仕上げたひとつと、過去に描いたものから出せるものをひとつ、といった感じでしたが、
今回は10月に入ってからふたつ描き始める!という暴挙をした次第です。
秋口に仕事の下見で現場である青木村に行き、
そこの印象的な山を入れた風景を描いてみたいと思いました。
それと、その帰り道に上田のサントミューゼ美術館に寄った時、駐車場で見た鯖雲の美しさに感動して、やはりいつか描いてみたいなと。
仕事をしながら頭の中でイメージして合間にエスキスを描いたりしました。
ですから搬入まで1ケ月ほどしかありませんでしたが、
「何とか間に合うだろう」と。というか、
「今描かないと!」という気持ちが湧き上がっていました。
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「工事が始まる」12号

これは自分でも思ったように描けて、今でも描けて良かったなぁと思っている作品で、
講評でも碓井先生に意図したところを良しとしていただき、ほっとしました。
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「初秋」20号

こちらは、建物が入るとパースラインだとか建築の納まりなど、説明がされないと気が済まない職業上の癖からどうしても抜け出せず、空の鯖雲は一発で決まりましたが、その後の建物にずいぶん余計な筆を重ねてしまった反省があります。

去年・一昨年、他の方々の作品を拝見して、
自分も大きな号数にチャレンジしたいと思いました。
普段のスケッチはF2から大きくてF8サイズ、
突然20号を描き出したわけですが、意外とそれも(出来栄えはともかくとして)楽しかったです。

今頃になってですが、記録にブログにも残しておこうと、 額装から絵をはずして写真を撮りました。

あけましておめでとうございます

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2022年始まりました。
本年もよろしくお願い致します。
2022寅
お蔭様で昨年末は仕事で気が抜けず
年賀状のこの虎の絵が描けたのは29日でした。
フーテンの寅さんをイラストで描いてみたり
いろいろと考えたのですが、どうもピンと来なくて
娘が子供の頃見ていた動物図鑑に出ていた
虎の白黒のちいさな挿絵からインスパイヤして
不透明水彩絵の具で描きました。
下書きをしなかったので細かいことにとらわれず
自由な線が出て良かった。
やはりこうして水彩で絵を描くと落ち着きます。
今年も仕事の傍ら水彩画は出来るだけ描いていきたいと思います。

昨年を振り返ると外観・内観さまざまな仕事をさせていただき、
大変充実した仕事内容でした。
パースというと広告に使われるもの、という概念を
パースを作って、それを全員で共有することによって
関わる人全員の意思統一を図り、より良いものにしていく
という使われ方が大変多くなったことは
とてもうれしいことでした。

昨年は最近あまり見かけなくなった工事現場の屋外看板に使われたり
新聞・雑誌の広告にもいろいろ使っていただきました。P1016229
P1016225
P1016239
どちらも8月ですね(;'∀')
このブログの記事にしようかと写真だけ撮っておいたのですが。。。

今年も建築パースの役割をしっかり果たすべく
頂ける時間の範囲で充分に考え、
そしてより良いものを創り上げたいと思います。

1件1件のプロジェクト
仕事をさせていただくご縁を大切に
全力でさせて頂きます。

6月のバラを

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0804insta
確か6月、庭のバラ(ピエールドロンサール)が今年は不作で
やっと咲いたものを花瓶に挿して描き始め、
その数日間、家のエアコン交換工事や仕事で中断し、
きれいなバラは見事に萎れてしまいました。

それでもそのままイーゼルに置いてると、色々やってみたくなり、
少し前「うん、これでよし!」とインスタにアップしたのですが、
やはり何かすごく中途半端。
でもインスタは1度アップした画像の編集はできないので
「もうこれでおしまい!」と思いつつ、、、
しつこく色鉛筆で描き足してサインをいれました。

インスタで世界中の絵を描くひとの作品を見ていると
「自分は何が描きたいのか」が頭から離れません、
どこに向かっているのか自分…

が、今は仕事が第一です!。
仕事に集中!!。

5月の風景

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先月の連休に飯綱の霊仙寺湖ドッグランに行きました。
ノブユキ(犬)孝行ってことで。
ノブユキさんはあまり犬が好きではないのですが、
ほかの犬達がフレンドリーに接してくれるので
飽きることなくたっぷり遊んで、
その後少しだけ、ドッグランを出た反対側で
霊仙寺湖と黒姫山・妙高山を鉛筆でスケッチしました。
そこからひと月以上描けなくて
着彩した時には紙がすっかり風邪ひいてました!。
なもんで、描画面ガサガサですが
それも山肌の感じが出るかなと気にもせず。
0609霊仙寺湖
爽やかな5月の爽やかな景色でした。
大好きな黒姫・妙高、描けて良かったです。
0609霊仙寺湖--拡大

久しぶりの更新です。
スケッチブックに一昨年描いたバラの絵があって
「う~ん、、」と唸って背景の色を変えてみました。
ちょっとドラマティックな雰囲気になったような…。
0609バラ


2021初春

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2021丑のコピー
あけましておめでとうございます。
コロナ禍の只中ですが、
“明けない夜はない”
と思います。

おととし新型コロナで大騒ぎになる前
『銃・病原菌・鉄』(ジャレド・ダイアモンド)という本に興味を持ち読んだのですが、
まさに人類の歴史は感染症との戦いであると知りました。
ウイルスとの闘いは福岡伸一氏の『生物と無生物の間』他2・3冊の著書を以前読んでいました。
そしてコロナ禍の中で『感染症の世界史』(石 弘之)を読んで、
人類と微生物の大昔からの関係そして闘争の歴史を再確認しました。
過去そして微生物のことを正しく知って、正しく恐れることが重要だと思います。
正体を正しく知らずにやみくもに怖がっては、その恐怖は倍増しますから。

いずれは収束するでしょうが、それがいつなのかはわかりません。
いつもは必ず一言でも年賀状に手書きで書くのですが、
今年はどなたにも今年の展望などを書くことが出来ませんでした。

たゆたえども沈まず
今年はそう肝に銘じて己と向き合って過ごそうと思います。

仕事はアフターコロナを見据えて動き出している感触があります。
ホームページ検索でご依頼くださる方も増えて、ありがたいことです。

色々な目に見えないご縁の末に
プロジェクトの一員としてその建築に関われることは、パース屋として何よりの喜びです。
今年も繋がったひとつひとつのご縁に感謝して、
一件一件の仕事を丁寧に、渾身の力でさせていただこうと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

翠水会展終わりました

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昨年より声をかけていただいている『翠水会展』。
水彩画愛好家の方たちの年1度の展覧会です。
私は今年はコロナの影響でスケッチにも出掛けず、
6月からは滞っていた仕事の発注が相次ぎ、絵を描くに至らず。
ご案内いただいてスルーしてしまったのですが(汗)、
再度ご連絡をいただき、まだ1か月あるからと、そこから描き始めました。

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B2サイズのパネルがあったので、そこにアルシュ紙を水張りしました。
絵画サイズでいうとM20号になるので、ぎりぎり展示会場に出せるかなと。

国画会会員の碓井恵子先生が講師として、最終日講評をして下さるのですが、
「建築パースを描かれているから、やはり全体を描きすぎてしまうのよねぇ。」
とご指摘いただきました。
そう、自分ではすごく意識して描きすぎないように
タッチや色味を変えたつもりではいましたが、やはりできてませんでした。

「大きな絵は難しい、、、」と、ため息つきながらの悪戦苦闘。
そういえば自分、絵画というものを避けて避けてデザイン科を選び、
仕事としてデザイン畑にかかわっていたのだったと改めて。
「絵ってよくわかんない・・・。」って思ってました自分!。
ですが外でスケッチするのは楽しく、
スケッチブックや手帳に気ままに描いて楽しんでいたのです。
去年風景スケッチの会で声を掛けられ、この展覧会に参加して以来、
絵を描くこと、絵にすること、展覧会に出すこと、の3つが
なかなか自分の中で整合性が取れず、おおいに迷い込みました。
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ですが、大きなサイズの絵にチャレンジしたことや、人前に作品を晒し、
会の方々と色々お話ができ刺激を受けたことなど、とても有意義だったと思います。
ご縁に導かれるのも悪くない。

これからも絵やスケッチを、感動したままに楽しく描いて行きたいと思いました。
その中で大きなサイズも描いて行きたいと思います。
そうした中で出せるものがあったら、
また来年もこの展覧会に出させていただこうと今は思っています。

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実は最近このブログ放置状態なのですが、
なかなか双方向で交流できないので、
ついついインスタグラムに癒しを求めてしまっております^^;。

よろしかったらインスタグラムの方もご覧ください。
tomikokitamura(@tokokitara) • Instagram写真と動画



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