ドラゴンの年賀状

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さてさて3月になりましたが、今年の三寒四温はもう迷走ですね。今年、というかここ数年その感じがどんどん強まって、もはや四季はなくなり夏と冬だけ、とか、『長野県産みかん』とか、笑い飛ばせなくなっているように感じます。
さておき、
今頃になっての年賀状振り返りなんですが、毎年の記録として挙げておこうと思います。
昨年末ぎりぎりまで仕事していて、さて今年は辰?、何を描けばいいのかなあ、龍?タツノオトシゴ?、いずれにせよ実際にいる生物ではなくて「う~ん」とうなったまま何も思い浮かばず。
ひとつだけ、たまには仕事で使っている3DCGソフトを使って建築パース以外の画像を作ってみたいな、というのがありました。
「よし!それでいこう、それならドラゴンでも作っちゃう?」と、がぜんやる気になったのは29日。
なにかのチラシにちいさく載っていたスタンプ画像がイメージに近かったので、それをテンプレートとして取り込んで、ペジエ曲線でトレースするわけですが、「年末年始の準備もせず、パソコンのまえでチマチマちまちま~~」と半泣きでした(笑)。
shade
形ができたところで、材質を貼り付けるのですが、イメージとして水玉模様を考えていたのが手持ちの材質で見当たらず、代わりにハイビスカス柄の布地があったので、それを採用したら、思いのほかイメージにピッタリ!。私のドラゴンちゃんが出来ました。
タイトルなし
背景に空を入れ、謹賀新年の文字も新年らしくピカーっとした感じにしました。
ここまででこの画像をJPEGで保存して3DCGソフト『Shade』は閉じます。
あとは二次元の画像処理ソフト『Photo shop』で年賀状の体裁に整えて完成です。
案①のコピー
この後自宅プリンターで印刷して、ひとことふたこと手書きであいさつや近況などを書き添えて、投函したのは31日の昼でした(;^ω^)。
ちなみに、3日、遠方で4日には届いたようです。

今年の、この水色のドラゴンは結構気に入っていて、
その後折り返しにいただいた年賀状に「あなたのドラゴンにはエネルギーを感じます。」と書いてくださった方もいて、うれしかったです。

今年の翠水会展

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今年も押し迫ってまいりましたが、年末年始の準備・年賀状などほとんど出来ていない状態で
ふと、「そうだ、翠水会展もアップしてない!。」
今頃になって気づくしまつ、相変わらずの年末です。
11月にギャラリー82で行われた『第12回翠水会展』、今回でもう5回目の出品となりました。今年は外スケッチが全くできず、こんな泥縄作品を出し続けていいのか?と自問しつつ、それでも「ここでやめたら絵を描かなくなるのではないか」と思った瞬間、絵を描かない自分が浮かんでこなかったことにおののいてそして、「描かなきゃ!」と申込み締切日二日前から描き始め11月13日の搬入に間に合わせた、という作品です。
西友2
F20号 『お家に帰ろう』

ドッグラン3-2
F12号  『ドッグランにて』

今年仕事の量は若干少なめでしたが、その分より丁寧に取り組めたと思います。
来年も変わらず皆様のお役に立てる建築パースをしっかり心掛け頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
皆様にはどうぞ良いお年をお迎えください。

4月奈良へ②

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「そんな弾丸旅行でいったい奈良の何を見ようというのだ…。」伏し目がちに宿の主のため息が言っていました。

翌日、午後3時には奈良を出ないとならない。歴史小説『龍華記』に出てくる山田寺と大和三山を見たいから翌日は明日香村方面に行こうとしていたのを、私は法隆寺を未だ見ていないことに直前気づき、翌日は法隆寺に行く(ついでに薬師寺と唐招提寺も、だって近そうじゃ~ん)となり、奈良町からの最短ルートを宿の主に、ここを予約した友人が聞いた時の反応です。ひととおり流すように教えてくれましたが、「3つは無理ですよ。」とあきれ顔(というか若干むっとしてたような…)。仕方がない、時間いっぱい出来るところまで行こう!、ともかく法隆寺へと向かいました。
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「法隆寺駅」や「法隆寺前」交差点にすら既にわくわくしている私(^^)/。
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写真中央の白い敷石の参道があまりにきれいに整っていて、「ここを歩いていいの?。」と恐る恐る歩く。
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そんな私たちを発見して右手から颯爽と登場した緑色ベストのボランティアガイドさん。
時間がないからとガイドを断ろうとしたら「本当は短くても2時間は必要だけど1時間半で回ってあげましょう。」との申し出を有難く受けることにしました。ここではこのボランティアガイドさんを”まもちゃん”と呼ばせていただきます。まもちゃんの解説はわかりやすく簡潔で、本当にお願いして良かったと思いました。ちなみに長野から来る観光客はとても少ないそうです。
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南大門(国宝)
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南大門から西院伽藍方面を見る。
この土壁は法隆寺創建当時から(追加補修などしながら)残っているものだそうで、7世紀の人々が手でこの土壁を積み上げたことに、物凄い感動が胸に押し寄せて来ました、いやまじで!。
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唐門、上土門。
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西院伽藍、中門前。
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信州にも沢山の国宝級のお寺やお堂があり、今まで身近に見て来ていますが、この感動はやはり規模によるものではないかと友人と。そして国の中心としての都であったこと。その最古の歴史の重さ。ですかね、歴史に詳しくないしボキャブラリーも貧困でどう表現していいか全くわからない。
困ったなあ、とにかく何かが胸に押し寄せてくるのでありました。
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写真右奥あたりが若草伽藍、最初法隆寺が建てられたのはこの辺りだそうです。
私はたぶん、上の写真のような画像と、”柿食えば鐘が鳴るなり‥”で法隆寺をイメージしていました、そのくらいの小さくてしょぼい建物だと思っていたのです、なんということでしょう!。誰から刷り込まれたわけではなく。あなおそろしや、二月堂に続いての思い込み…。
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西院伽藍の中門。ここから西院伽藍の中の建物はすべて国宝。
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とにかく大きくて左右に分けて撮らないと~。
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感動で息苦しくなるほど、美しいと思いました。
この旅行の後で読んだ『日本建築集中講義』第1回法隆寺の冒頭で藤森先生は「久々に法隆寺を見たけど、やっぱり美しいね。」とおっしゃってて「うんうん、そうだよね~。」とひとり喜んでました。
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どこから見ても美しいプロポーション。
金堂のなかも見学し、ご本尊の釈迦三尊像や薬師如来座像・四天王像など観ることができ、その迫力に息を飲みました。
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大講堂。
挿絵1

『日本建築集中講座』(中央公庫)、建築家の藤森先生と画家の山口画伯のユーモアが楽しくて大好きな本ですが、この旅の間は一本の線も描けなかったのですが、今回この本の山口画伯の挿絵というか漫画というかがいいなと思って「よ~し」と真似してみました。一朝一夕であのような洒脱な線が描けるわけないことが「よ~く」わかりました。
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回廊、左側の連子窓から外側の緑と光が見え、風が通る。いいなあ。
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この床は三和土(たたき)に戻すべきと藤森先生。
それと法隆寺の柱を「エンタシスの柱」とパンフレット(法隆寺縁起)にも書かれていますが、藤森先生はこの本で「…エンタシスというのは間違っている。」と。なるほどなあ~(今頃になって色々面白いんであります)。
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まもちゃん一押しのアングルで。金堂・五重塔・回廊が入ってなかなかカッコよく撮れました。藤森先生も本の中でおっしゃっていますが、法隆寺はどこを切り取ってもバランス・プロポーションがいいなあと自分も思いました。

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この後大宝蔵院の中を見学したのですが、たしか撮影不可。ここで見た百済観音像が一番印象に残ったと、確かアンケートに書いたと思います。2mという大きさだけでなく”我が国の仏教美術を代表する仏像として世界的に有名‥”とのことですが(恥ずかしながら自分、初めて見ました)、飛鳥時代にこのような8頭身の優美な姿の仏像が作られたことが衝撃でしたし、ぞくっとする迫力というかオーラを感じました。余談ですが、ネットをぐぐると法隆寺で一番人気だそうです(あたくしの感性、超人並み~)笑。友人には「タイでは大きい仏像なんて山ほど見た。」と早速鼻をくじかれましたが「そーゆーことでなく~」。
駆け足で回っているので食堂は見れなかったのですが国宝だそうで、ちらっとでも見たかったな。
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ここに柿の木と休憩所があったそうで『柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺』の句碑がありました。
その時、偶然ですが鐘が鳴ったのを同行の友人は妙に喜んでいました、何故?。

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東大門。
たまたまコカ・コーラの車停まっていて、歴史あるご門と現代的な赤い車の取り合わせが「おもしろいかも!」と喜んで撮りましたが今になって見るとやっぱり無い方がいいです(雰囲気が下世話になる!)。」
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東院伽藍に向かう途中の四脚門。
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東院伽藍 夢殿。
同行の友人は高校時代の同級生ですが、確かその頃、山岸涼子作・画の『厩戸皇子』をテーマにした漫画に私は嵌まっていました。そこにこの夢殿が出てくるのですねー、ここで厩戸皇子が宇宙と同化するような場面が記憶に残っていて(かなり遠~い記憶)、どんなところなんだろうと思っていましたので目を皿のようにして眺めました。
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東院伽藍も回廊で囲われています。なのでか?なんだか落ち着く~。
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鬼瓦。
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せっかくだから中宮寺も見たほうがいいと、まもちゃん。
有名な本尊菩薩半跏像(国宝)思惟半跏像は観たいなと見学することに。

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↓こちらが本堂になります。
中は撮影不可。「此処から撮りなはれ。」
まもちゃん笑
国宝の天寿国曼荼羅繍帳が凄かった!。
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振り返って南大門。
結局2時間を超えて足が棒のよう!。まもちゃんはとても若く見えたのですが、80歳を超えていると聞いて「さすが!」と思いました。

で、朝もまんぞくな朝食ではなかったし、おなかがすいて、昨日からまともな「奈良に来た」という食事をしてなかったので、まもちゃんにお礼を言って別れた後、参道からほど近いお店に入り、名物の「柿の葉寿司と素麵」が入ったランチを食べました。お味は満足でしたが因みにこれで1800円。
柿の葉寿司
そして薬師寺に向かいました。JRと近鉄を乗り換えたり駅間を歩いたりでしたが時間はそれほどではなく、順調につきました。奈良の観光地でない普通の街中を歩けたのも良かった。
近鉄 西ノ京駅から歩いて少しの北拝観受付より入りました。ここでデジカメの充電切れ。カメラの充電器は持って行かなかったので予測はしていました。この後はスマホで撮ったものです。
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国宝 東塔の工事がいよいよ終わる、というところでした。
薬師寺・唐招提寺は今回ついでのおまけのように立ち寄りました。
高校時代の修学旅行で確かに訪れてはいるので、すべて忘れていながら、なんの予備知識も持たず…。
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つまり後悔先立たず…であります。
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金堂

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国宝 東院堂
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玄奘三蔵院伽藍 玄奘塔
駆け足も駆け足で、徒歩5分とある唐招提寺へ

唐招提寺
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もうざーと流し見て後は帰って歴史を勉強し直そうと(大汗)。
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これは唐招提寺の道を挟んだ向かい側にあるバス停からみた風景なのですが、
なぜこんなものをというと、行き着かねばならないJR奈良駅まで直通のバス停がこの近くにあったらしいのですが、それをスマホで調べようともせず、電車に乗るべく西ノ京駅に戻ることにして、徒歩で来た道をもう一度歩く気力が私たちに無く、「バス乗ろ、バス」。奈良のバス事情は結構良くてSUICA使えるしどんどん来るし。それがこの時はずいぶん待ちました。そして近鉄乗り継いで(時の駅前となった大和西大寺駅)、今になってみればずいぶん大回りして、時間もお金もかけたわけで。
かなり疲れ切っていて思考停止っていうか血流が脳みそまでいかないような?笑笑( ´∀` )。

帰りは京都に出て新幹線使って名古屋まで。お土産には京都駅で八つ橋を大量に買ったという、なんだかな~の旅ですが、こうして振り返ると盛たくさんの楽しかった思い出です。

4月奈良へ①

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もう何か月も前のことですが、記録に残しておきたいと思いまして。
個人的に「あれはいつのことだったかな?」という時、このブログは結構役にたったりします。

以前知人から勧められて『龍華記』(澤田瞳子著)を読み、なぜか奈良、それも興福寺のあたりに猛烈に行きたくなりました。そして友人らに会ったり、ことある毎に「奈良に行きたい(旅行したい)」と喋っていたのですが、3月末に「奈良に所用があるが行くかどうか迷っていて、あなたが行くのならゲストハウス予約して一泊で行こうと思うがどうか。」と友人に打診され、思わず「行くわ!よろしく!。」となり、仕事が立て込んでましたが4月の13日14日、一泊二日なら何とかなる、と段取りつけて、旅好きでしょっちゅうふらふら旅行している友人に振り回されながらも、ともかくふたりで奈良のゲストハウスまでは一緒に行き、共に帰ってくる、という旅程となりました。
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というのは、長野から特急しなので名古屋までは基本として、
名古屋から奈良までを新幹線使わず在来線乗り継いで行きたいと彼女が提案。
その時は興福寺だけ見れれば満足…と思っていたのであっさり「いいね!」。
で、名古屋から亀山、乗り換えて亀山から加茂(一両編成 上の写真)、加茂から大阪環状線天王寺行きでJR奈良駅まで行きました。

その日泊まる奈良町のゲストハウスにまずは荷物を預け、そこからは友人の用事もあり別行動の予定が思わぬアクシデント有り、結局翌日も含めふたりで行動しなければならなくなりました。
がまあ、彼女の今回の用件はこの後知り合いに会うことで済んでしまうので、後は私の行きたいところに同行で全く構いませんということで、ともかく彼女の用事を済ませて興福寺に向かったのは既に4時近くになっていました。(今になって思えばその間のドタバタがおもしろかったのですが、趣旨から外れるので割愛します、例えば「音楽とコーヒーの店ジョニー」の件とか笑)
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興福寺に着きました。写真撮るとこんなものか~と思いますが、もうこの場所から感激してしまって、鼻息荒く「凄い!凄い!」と言いつつスキップする私。
やはりその場に立たないとそのスケール感、歴史や文化の醸し出す空気感というか、わからないですよね。その場でしか感じられないものが五感すべてに迫ってくる気がしました。
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中金堂前を通って
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う、う、美しい~~ 国宝 五重塔
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修学旅行生。たぶん私らも高校生の時に来たのかも知れない、いやたぶん来てる。
国宝 東金堂
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でも、何も思い出せないのである。ただただ感動している無邪気なおばちゃん達なのであった。
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興福寺国宝館で『仏頭』を見ることもうっすら考えていたが、どうかっ飛ばしても1時間や2時間で見終わらないだろうと諦めました、この後東大寺から般若寺に行くという本日の目的のために。
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見つめあってるし-。
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東大寺南大門。大きいんである!。体躯の大きい外国人カップルのせいではないと思うが、こうして写真で眺めると日ごろ見慣れている善光寺仁王門と何ら変わりなく思える。
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この大きさに圧倒されたことを記録しておきたいと撮ったのであります。
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大仏殿拝観券を買って
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いよいよ大仏殿
(「シャー!」のポーズでスキップする人はもちろん私ではありません笑)
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おおきいんですわ~、それを撮りたくて何枚も写真撮るんですけどね。
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これも「格天井」でいいんでしょうか?
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大仏殿の中には菊などのお花がそこかしこに沢山置かれていて、花の良い香りにも癒されました。
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この模型が素晴らしくて好きでした。
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「東大寺」とひとことでくくって、「興福寺」から「東大寺」行ってその先に『龍華記』に出てくる「般若坂」と同じ「般若寺」があることをゼンリン住宅地図で知って、「その般若寺まで歩いてみたい」というのが今回奈良に行きたいと思った動機なんでありますが、この階段上った先の二月堂がこれまた素晴らしくって、
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大学の卒業制作(水資源に関する広報パネル)テーマに沿って「東大寺のお水取り」は、今のようにネットですぐ情報が手に入る時代ではありませんから、大学の図書館で文献を調べましたが、狭い茶室のようなところで茶坊主のような人がかがみこんでいる白黒写真で、お茶を点てるための「お水取り」と思い込んでいました。そしてごく小さなお堂のように思っていたので、このロケーションと建物の、思っていたイメージというか認識との違いに、もうもうびっくり仰天でした。呆然と思ってもいなかった建物の迫力とプロポーションの美しさに見とれていましたら、連れのいつもテンション低めの友人も同じようにコーフンしてたので、良かったです。
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二月堂からの眺め。ここの人に般若寺までの徒歩時間を尋ねたら「…?、もう閉まっていると思いますし、何もないですよ?。」と言われ、それもわかるなあと。その土地の雰囲気を感じると本の中の想像の世界から現実が見える気がしますし。で、ここからの夕日を撮って帰ろうかと話していると、またその人が「今日は夕日の撮影は無理と思いますよ!、靄がかかりすぎてる。」
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ちょっと納得できない感じではあったのですが、
日没は近そうだし、途中で浮見堂でも見ながら宿に帰ろうということになりました。
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左手の土壁がすごいなあと二人で感嘆してたのですが、翌日の法隆寺ではまさに本物の「目から鱗」土壁と会いました。この左手は個人邸なのでしょうか?。
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大仏殿の裏手を通り、
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あ~正倉院も見たかった…と嘆きつつ、
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日没直前の浮見堂をカメラに収め
nara38
奈良町のゲストハウスに急いだのであります。
スマホにすべて頼るつもりでいた充電器忘れた友人は、駅のインフォメーションでたまたま貰っておいたイラスト地図を頼りに歩く私の後を歩くのが不満のようでふてくされてましたが笑、私は地図を見て歩くほうが断然面白いし好きなのであります。
翌日「4月奈良へ②」に続きます、と思います。

去年の翠水会展

近年出させていただいている『翠水会展』ですが、昨年11月の出品作です。
今頃になってしまいましたが、インスタグラムなどに載せていて、このブログにアップするのをすっかり忘れていました。
1
ひとり2作品ですので、M20号と8号を出しました。
横長のM20号は夏の終わり、仕事の下見で訪れた白馬岩岳の山頂の風景を。
8号は夕景の野尻湖をいくつかスケッチしたものを元に作成しました。
2
この白馬岩岳のお仕事をさせていただいた方には案内状をお送りしました。
仕事の内容とは全く関係ない絵ですが、この場所に立たせていただいた感謝を込めて。
お忙しい方ですが、休日の時間を割いて観てくださったとご丁寧に連絡を下さり、とてもうれしかったです。
また、この使われていないゴンドラリフトと夏の終わりの”うっすらしたした寂しさ”を感じ取って下さり、そういった絶景スポットを紹介して下さいました。
是非訪れて描いてみたいと思います!。
3
こちらは描きたいと思ったイメージが拙いながらなんとか…と感じていましたが、講師の碓井先生から「雰囲気がある」と言っていただけたのがうれしく、毎年見てくださる自称イタリア人の知人から「これはね北村さん、暗いのではなくアンニュイというのだよ(^_-)-☆。」との評に舞い上がりました~。

これで4回目の『翠水会展』。
なんのかんの言い分けを言いつつ、それでも一歩ずつ。
娘がことあるごとに言う言葉。「ママ、0と1は大きな違いだよ。」
やらないより、やったことを温もりある現実として受け止め、
絵筆を持てる環境に導いてくれた亡き両親に感謝し、精進していきたいと思っています。

本年もよろしくお願いします

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しばらくほったらかし状態でしたが、過去を振り返ると年末と年始にはちゃんとこのブログでご挨拶をしていたようで、「おっとー、いけない」とようやく気がついた次第です。

昨年末はいつになく年賀状準備に余裕があり、いつものように何か干支を描くこともできたのですが、11月23日に善光寺に七五三詣りをした初孫とのふたりの写真を使いたいと思いました。
自分が写っている写真を堂々と年賀状に載せるのはかなり恥ずかしく、自分的に抵抗があったのですが、たまたま来た兄にラフを見せて「どう思う?」と聞いたら、「いいんじゃね?。だいたいがおまえ、年賀状をひとさまがそんなに真剣に見るものか!。」といわれ、それもそうねと、
「こういうことも人生の中で一度くらいはあってもいいよね~」で、えいやっと。
離れて暮らす初孫、コロナのご時世でその日会うのは1年ぶり。
待ち焦がれて、うれしくて堪らないおばあちゃまのわたくし…であります。

ブログ用
娘婿の育児にはホントに感心しています。
祖母として私の出番はありません。
ありがたいことです。

今年もパース屋として、皆様のお役に立てる仕事をバリバリさせて頂きたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

白馬岩岳にて

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先週白馬岩岳のゴンドラリフトを新しくする件に関わるパースのご依頼があり、急遽日曜日に現地を見てまいりました。
まだまだ暑かったですが、山頂にはススキが存在感を出し始めていましたねー。
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先方様の指定の写真画像との合成になるので、わざわざ写真を撮りに行く必要はないのですが、そして納期も非常にタイトで厳しかったのですが、最近あまり無い案件でもあり、現場に立って見て空気を感じることはとても必要なことと判断しました。

週明けから一気にモデリング始めましたが、イメージが出来たので諸々のご要求に対応出来た気がします。
久々のタイトスケジュールで先方様のプレスリリースに間に合いました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000068296.html

小さい画像ですが、ゴンドラ施設外観イメージを2枚させていただいております。

キッチンが見える風景

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我が家のキッチンは東の窓から朝日が差し込むので
母の日に娘から送られてきたカーネーションをポンと置きました。
みごとな花ぶりのカーネーションで、なんとか絵に描きたいと思いました。
このキッチンの風景も、いつかどうにかして描いてみたいを思っていたので、
「よ~~し、一緒に描いちゃえ~!」と。

我が家は建築家 西沢利一氏の設計で、
壁はすべて構造用合板のむき出し、、というか、
その模様が美しいからとクロスは貼ってありません。
なので家中、どこを見ても木の色なのです。
描きだしてから、この木の色(黄土色系)ばかりを表現するのに
焦りました。。。

20220525-1

しかし、この木のむき出し壁のおかげか、家の中の湿度環境はとても良く
洗濯物を部屋干ししていても、湿気がこもったりしません。
湿度に関しては常に快適で、西沢先生に感謝しています。

不透明水彩(ガッシュ) アルシュA3サイズ

去年の絵

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去年の11月
ギャラリー82での『翠水会展』に出させていただいた絵です。
水彩愛好家の方々が風景画を主体として年に一度発表される展覧会で、私はお誘いいただいてこれで3回目となります。
ひとり2作品までですが、私は毎回泥縄で仕上げたひとつと、過去に描いたものから出せるものをひとつ、といった感じでしたが、
今回は10月に入ってからふたつ描き始める!という暴挙をした次第です。
秋口に仕事の下見で現場である青木村に行き、
そこの印象的な山を入れた風景を描いてみたいと思いました。
それと、その帰り道に上田のサントミューゼ美術館に寄った時、駐車場で見た鯖雲の美しさに感動して、やはりいつか描いてみたいなと。
仕事をしながら頭の中でイメージして合間にエスキスを描いたりしました。
ですから搬入まで1ケ月ほどしかありませんでしたが、
「何とか間に合うだろう」と。というか、
「今描かないと!」という気持ちが湧き上がっていました。
0316
「工事が始まる」12号

これは自分でも思ったように描けて、今でも描けて良かったなぁと思っている作品で、
講評でも碓井先生に意図したところを良しとしていただき、ほっとしました。
0316-2
「初秋」20号

こちらは、建物が入るとパースラインだとか建築の納まりなど、説明がされないと気が済まない職業上の癖からどうしても抜け出せず、空の鯖雲は一発で決まりましたが、その後の建物にずいぶん余計な筆を重ねてしまった反省があります。

去年・一昨年、他の方々の作品を拝見して、
自分も大きな号数にチャレンジしたいと思いました。
普段のスケッチはF2から大きくてF8サイズ、
突然20号を描き出したわけですが、意外とそれも(出来栄えはともかくとして)楽しかったです。

今頃になってですが、記録にブログにも残しておこうと、 額装から絵をはずして写真を撮りました。

あけましておめでとうございます

カテゴリ:
2022年始まりました。
本年もよろしくお願い致します。
2022寅
お蔭様で昨年末は仕事で気が抜けず
年賀状のこの虎の絵が描けたのは29日でした。
フーテンの寅さんをイラストで描いてみたり
いろいろと考えたのですが、どうもピンと来なくて
娘が子供の頃見ていた動物図鑑に出ていた
虎の白黒のちいさな挿絵からインスパイヤして
不透明水彩絵の具で描きました。
下書きをしなかったので細かいことにとらわれず
自由な線が出て良かった。
やはりこうして水彩で絵を描くと落ち着きます。
今年も仕事の傍ら水彩画は出来るだけ描いていきたいと思います。

昨年を振り返ると外観・内観さまざまな仕事をさせていただき、
大変充実した仕事内容でした。
パースというと広告に使われるもの、という概念を
パースを作って、それを全員で共有することによって
関わる人全員の意思統一を図り、より良いものにしていく
という使われ方が大変多くなったことは
とてもうれしいことでした。

昨年は最近あまり見かけなくなった工事現場の屋外看板に使われたり
新聞・雑誌の広告にもいろいろ使っていただきました。P1016229
P1016225
P1016239
どちらも8月ですね(;'∀')
このブログの記事にしようかと写真だけ撮っておいたのですが。。。

今年も建築パースの役割をしっかり果たすべく
頂ける時間の範囲で充分に考え、
そしてより良いものを創り上げたいと思います。

1件1件のプロジェクト
仕事をさせていただくご縁を大切に
全力でさせて頂きます。

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