さざんかさざんか咲いた♪

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091206
我が家の猫の額のような狭い庭に3年前植えた山茶花ですが、
いわゆる“シンボルツリー”として入口に植えてもらったわけですが、
一向に枝ぶりも大きくならず葉もなんだかいつも元気がなく、
去年初めて蕾がついたと思ったら一輪咲いてその後ぱったりで、、、。
このまま枯れてしまうのじゃないかと、心配というよりいつも不満に思っていました。

そうしたら今年はどうでしょう!、小さいながら可憐な花がいくつもついて、
毎日ぽこぽこ咲いてとってもかわいい。
見るたびにほのぼとのした気持ちにさせてくれます。

実は先月娘のいる岩手に遊山に出掛け、
あいにく天気は雨でスケッチ道具を持ちつつも開けなかったのですが、
それでもスケッチ用に写真を撮ったりしてきました。
が、帰ってから仕事も溜まってはいましたが、
いわゆる“カラノスショウなんたら”に飲み込まれてしまいました。やれやれです。

先週末、とにかくこの山茶花をスケッチしようと思い立ち、
とても寒い日でしたがダウンを羽織って外に出ました。
一枚一枚葉を描いていると手がかじかんできました。
鉛筆でスケッチしたものを今週水彩で色をつけてみました。
気がつけばもう12月!。
さあさ、もたもたしてられないですね、描いとくものはさっさと描いてしまいましょう。

<COTMANスケッチブック F4>

秋の庭で

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091109
先週、東京で美容師をしている姪が実家に帰省して、
我が家にも顔を見せてくれました。
お友達の結婚式の打合せで帰って来て、
仕事が休めないからとんぼ返りで帰らなくちゃと、お茶をあげる時間もなく、
ミニ大福をほおばってあわただしく帰ろうとするので、
大急ぎで庭先で写真を撮りました。
おとといの日曜日、その時の写真を送ってあげようとパソコンの画面に出したところ、
描きたいと思っていた秋まっさかりの我が家の庭も何だかきれいに撮れていて、
思わずスケッチブックを開きました。
画面から少し離れて「えいっ!、人物クロッキー15分、開始!」で鉛筆で描き、
そこに水彩で色をつけてみました。
で、早速絵日記を更新しようとしていたところに、姪のおじいちゃんである私の高齢の父親が
散歩のついでに寄ったので、その絵を「誰かわかる?」と見せたところ全然わからず、
「〇〇み(姪の名前)だよ」と教えると「〇〇みには見えねーなぁ~」と。
「えっ?(絶句)、そ~おぉ?‥」
そう言われると、姪は私が言うのもなんですが都会生活で垢抜けてかわいい子なんですが、
どちらかというとほんわかした愛嬌のある子で、たしかにあまり似てないかも‥。
で、いじいじ顔を似せようと試みましたがますます怖い顔になっていくので、あきらめました。
らくがきスケッチももっと精進しないといけませんね。枚数描かないと!。

<COTMANスケッチブック F4>

りんどう

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091029
りんどうって野生のものっていうか、野山に自生するものですよね。
最近は敬老の日っていうと
お花屋さんにラッピングを施したきれいな鉢植えが並びますね。
子供が小さい頃、近所にある高校のバザーで小さな鉢植えを買ったことがあり、
それを庭土におろしてあげたら毎年きれいな花をつけてくれました。
その後引越して、最近やっぱり秋になるとハッと目を引くりんどうの花が見たいなと思い、
200円もしない一鉢を買って庭におろしておきました。
今年花が咲いて、そこだけまるで宝石のように輝いてやっぱり驚かされます。
このブルーをなんとか表現したいと描き出して、
「きれいな色で塗るのって超たのし~~」と浮かれたのも束の間、
どうにもあの息を呑むお花の色が出ません。
りんどうは紫色‥のように思い込んでいましたが紫系のブルーだとだめなんですね。
見るたびに“どうも違う、、、こうじゃない、ああじゃない、、”と、何日間か格闘しました。
(仕事中は気になってしまうので見ないようにしました。)
本当は筆数を少なくしてきれいな色で表現したかったのですけど、、、
なんだか野性味が勝ってしまいました。

<アルシュ A4 荒目>

霧訪山に登って

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091012
連休中日の昨日、好天に恵まれ、
かねてより誘われていた塩尻市と辰野町の境にある霧訪山(1305m)に登りました。
友人と誘ってくれたその知人とは去年の太郎山(上田市)から始まって鬼無里の一夜山、
中条村の虫倉山とご一緒し、今回日程も合ったので参加させていただいたのですが、
総勢9名の、グループ登山ということになるのでしょうか、
半分の方は初めてお会いする方々でした。
長野市から2台の車で塩尻に向かい、登山口から約1時間半で頂上に着きました。
頂上ではトン汁を作ってくださるご夫婦やバーべキューをはじめる方々、
里山でもあり比較的簡単な登山とあって早速和気藹々と始まったわけですが、
私は今回こそはスケッチをしようと小さな決意をしていましたので、
“ごめんなさーい”とその場を離れスケッチを始めました。
車に乗せて下さったご夫婦には車中で話してあったし、もとより友人は承知のこと、
結局とっても良い環境を皆さんに作って頂き、出来上がったトン汁を有難くも運んで頂き
おいしくいただきながら(画面におつゆがとんでいますっ!)たぶん30分位で描き終わり、
皆さんのところに大急ぎで戻りました。
描いている間は他登山グループの見ず知らずの人たちがしょっちゅう背後に立ち、
のぞいてはハーだのホーだの言うのですが、
自意識過剰人間の私は本当に恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなかったです。
そこを我慢できたのが今回の大きな収穫です。
翌日の今日、鉛筆スケッチ線を練りゴムで消してみたら思いのほか昨日の澄んだ空気がよみがえったので、
手前のススキが分かるように少し色を足してみました。
楽しいスケッチ登山が出来たことに感謝です。

<MUSE KENAFPAPER SM(22.8×15.8cm)>

20年今昔

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091004a
パース製作事務所から独立したての頃描いた、手描きのパースです。
長野駅東口からインター線を東に行ったところにある「いろは寿司」さんですが、
私は友人とリーズナブルなランチをよく食べに行きます。
ふと「そういえば昔パース描いたよねぇ‥」と思い、
探してみたら2Lサイズの写真で残っていました。
ので、スキャナーで読み込んでみました。
最近ここら辺はずいぶん変わりつつあります。
下の写真は今日の風景、自転車で近くを通ったので撮ってきました。
今も着々と色々工事が進んでいます。このお寿司屋さんは今後どうなるのでしょうか。
091004b

20年も経ったのだなあと改めて思いました。
なんといっても街路樹のプラタナスの背がこんなに高くなりました。
20年前、完成予想図ですから街路樹は何を描いても別に良かったのですが、
ずいぶんプラタナスにこだわって描いていたのを思い出します。

仕事で

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最近はほとんどなかったのですが、
完成イメージのラフスケッチをマーカーで描きました。
夕方知り合いの建設会社社長さんから
「設計士さんがお施主さんの要望をどう表現したらよいか悩んでいるので手伝ってあげてほしい」と。
設計士さんは私の友人でもあり、かなり疲れている様子でしたのですっとんで行きました。
平面プランと屋根伏せプラン、お施主さんの要望、建設会社からの提案等々を聞いた後、
明後日提出と聞き「えっ」と思いましたが、
ちょうど取りかかっている仕事が先方のチェック待ちだったりして翌日1日ぽっかり空いたので、
出来る限りのことはしようと取り掛かりました。
091002-1
091002-2

結局、材質・色、若干アングルも変えて計4枚提出しました。
最近は簡単に3Dが作れる住宅用ソフトがたくさん出てますが、
打ち合わせ段階ではリアルタイムでささっと手描きで、という要望はかなりあるようです。>
<A3 MARKER-PAD 水性ペン&COPIC>

ひそひそ話?

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090925
いつもは仕事用のパソコンモニターの上に飾ってある、張子のお人形‥とでもいうのでしょうか?
ちょっとユーモラスな表情をした3人組です。
子供がまだ小学生だったころお土産に買ったものです。
女子美同窓会長野県支部総会に出席した帰り、たしか下諏訪の「御宿まるや」脇のお店で買いました。
まるやの女将さんが当時の支部会長さんでその方が集めたものが置いてありました。
すぐ目が合い、娘がいかにも好きそうと思ったので迷わず買いました。
秋の夜長、居間のテーブルにこの子達を置いて
水性ペン(PIGMAの0.2mm)で描いて水彩絵の具で色を付けました。
大きさは、うさぎの耳を入れても10.5cm。
なんだか今にも井戸端会議を始めそうなので、耳を澄ましながら描きました。
はてさて何を話しているんでしょうか?
<COTMANスケッチブック F4>

シロ

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090920
もう3ヶ月以上も前になります。
6月7日午後、シロは16歳でお空に旅立ってしまいました。
5月の連休前から耳が聴こえづらくなり眼もどのくらい見えているのか、
一気に老犬になってしまいました。
でも歳を取るのは自然の摂理、ゆっくりのんびりやればいいじゃないのと
散歩も時間をかけゆっくり歩き、ドックフードもシニア犬用のなるべく良さそうなものに替えました。
亡くなる10日ほど前に歯茎から出血してかかりつけの動物病院で診て貰ったのですが、
その時はその対応に抗生物質を出してもらっただけで、
獣医さんには「心臓に雑音があるので弱っているのは確かだけど‥、まだ大丈夫でしょう。
しっかり運動もさせて下さい。」と言われました。
しかし日に日に衰えて肩で息をしているのを見るにつけ、大学生になり家を離れている娘には
「この夏は越せないかもしれないから覚悟だけはしておきなさい。」と電話で伝えました。
しかし当の自分はその場信じられずうろたえ眼が腫れるほど泣きました。

シロは臆病だけれどたくましい野性を持った犬でした。
小さい体を張ってこの玄関ポーチで我が家の見張り番をしてました。
もちろん頼んだわけではありません。犬小屋はちゃんとあるのにいつもこのポーチに居ました。
そして蝶々を見たり、大抵はまるで薄くきったハムを二つ折りにしたような格好で、
どでーんと何の警戒感もなくグーグー寝てました。
小さい時厳しい環境で育ったからでしょう警戒心の非常に強い犬でしたから、
その無防備なサマを見ると娘も私もささやかな幸せを感じたものです。
家の警備と家人の見送り出迎えが自分の仕事と思っているようで、
私の車の音ははっきり聞き分けていましたし、
出迎えでは喜びが高じて体当たりされ何度“膝カックン”をやられたことでしょう。
自由に動けるようにリードははずしていましたが、散歩も家の敷地から一歩も出ようとしなくなり、
薬を隠した一口のドックフードしか食べず、
10日分の薬を飲み終えた日は最後を悟ったかのように水すら口にしませんでした。
それでも、その亡くなる前日私が車で出て帰りが思いがけずあたりが暗くなる時間になってしまい
「シロどうしてるかしら?」と心配しながら帰って来ると、
家の敷地の際で往来に顔をのばし私が帰ってくる方向を心配そうに見ている姿がありました。
いつからそこにいたのでしょうか。
ほとんど食べてないのにポーチから降りてトコトコ往来の際まで出てきて
ヨロヨロの足でふんばって立って待っていたのかと思うと
「アンタが私を心配してドォスンノォ~」でした。
16歳といえば犬では高齢になるのでしょうし、
娘の2度の受験の折も何の心配もかけず良い子で留守番をしてくれ、
娘は念願の獣医学課に合格できました。
出た人が家に帰るのを見届けるのが自分の仕事と思っていたシロは
5月の休みに大学生になった娘に会い、ほっとして役を降りたのだと思います。
私は小さな足音が聞こえなくなりひどい喪失感でしたが、
ある日ふいにぽっかり空いた胸のある場所にすとんとシロが入った気がしました。
”あぁシーちゃん、そこに来たんだね”って、はっきり思ったのです。
少し前の元気だった頃の写真を見ながらゆっくり描きました。
<アルシュ A3 細目>

「辛くないから‥」

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090908
さすがに9月に入ると風も涼しくなり、しのぎやすい毎日ですね。
この唐辛子は先月8月の下旬に友人の庭さきに育ったものを貰ったのですが、
友人は「これなんだろう?しし唐っていうの?全然辛くないんだよ。食べてみて」と
見るからに辛そうな真っ赤なのを採ろうとするので、
辛いものが苦手な私は「だめだめ、辛いのは無理!」と止めると、
彼女は独特の絶望的な言い方で「‥だから、辛くないの」と。
ちなみに彼女は大の辛党。大なんてもんじゃないくらいの辛いもの依存症です。
ともかく色がとてもきれいなのでありがたくいただいてきました。
つまりまだ辛いかどうかわかりません。でも辛いと思います。そんな匂いがします。
実はその日、彼女の家の近くに私の卒業した中学校があるのですが、
今の校舎を壊して新しくすることは図面等も出回っているので知っていましたが、
そこで「今おもしろいことやってるから来ない?」と突然呼び出されたのです。
「あ~この間ニュースでやってたスケッチ会の発表会ね~?」
「そうじゃないの!、どう言ったらいいかわからないけどおもしろいから!。」で、
卒業後一度も入る機会がなかった母校に出向いたのですが、
これがすごく良かったです。
『2009さくらびアートプロジェクト』。
学校が主体ではなくて、この長野市立櫻ヶ岡中学校の美術の先生が
美術を選択教科で取っている生徒と自分の母校である武蔵野美術大学を中心に大学生に呼びかけて、
“廃校舎で何かを表現する”ということをやったわけですね。
特に私は新設校としての初めての1年生だったわけですから感慨もひとしおで、
在校生の気持ちでちょっと文化祭のような1階の部屋部屋をのぞきました。
上の階に行くにつれ、やはり美大生のパフォーマンスは洗練されていて、
校舎を渡る風や夏の終わりの日差しも手伝って、
「中庭はこんなに狭かったのかしら」とか「渡り廊下は〇〇××‥」とか遠い時間の思い出がスパイスになって、
とても素晴らしい空間に感じました。
(傑作の最たるものはもちろんこれをやろうと思ったこの中平先生の発想でしょうけど‥
独壇場そのもののポスターが良かった!)。
写真は当日配られた団扇型パンフレットです。
sakurabi-a
暑い日でした、残暑って中学校に似合いますね(変ですか?)。
あー、それにしても悔やまれる、N君やT子は知ってたんだろうか‥。
皆行けば良かったのになぁ。
で、なんだか楽しくなっちゃって、その日の夜、良い気分で思ったように好きな色でスケッチブックに描きました。肝心要のトウガラシ?部分の色を着けずじまいでしばらく経ち、
緑色のものまですっかりまっ赤っかになってしまいましたが、
まぁ元気が出そうなカンジに仕上がって良かったです。
<COTMANスケッチブック F4>

Y字の路地

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090720
長野駅東口をインター線須坂方向に行った七瀬町の路地です。
駅西側の市街地に出たい時など自転車でよく通るお気に入りの路地ですが、
最近駅東口開発が加速度増してきて
あれよあれよと言う間にどんどん風景が変わっています。
路地の特有のくぐもった匂いと湿気を帯びたひんやりした空気が好きでした。
善光寺の裏手にあった高校に通う道がそうでしたし、
東京の大学生だった頃はお茶のけいこに中野区の先生のお宅に週一度通いましたが、
都会であっても中野通りを一歩入ると木の塀に挟まれた狭い路地でした。
その後長野市に帰って入った会社も長野で一番大きなデパートのすぐ近くでしたが、
路地の長屋を改装して事務所にしていました。
当時の社長は長屋隣のおばあさんに頼まれて
棚板を直したりしてあげていたのを思い出します。

車道を通っていてもピンとこなくてもこうして路地に入るといやおうなしに
五感に現実がつきささるようです。
このY字の先も好みの路地がしばらく続いていたのですが、
今は更地になり整備され建物が建ちつつあります。
「くぐもった匂いのひんやりした空気」の路地に乾いたほこりっぽい空気が入ってしまいました。
興ざめです。
ですが、描いてみたいとずっと思っていたのです。
昨年世田谷美術館での横尾忠則さんの展覧会『冒険王』で、
横尾さんの『Y字路シリーズ』の迫力に感動したのですが、
ここを通るたび「あ、ここもY字路だわ!」なんてひそかに思っていたのです。
この風景自体もいつまで残るかわかりませんが、
ちいさいスケッチながら描けて良かったと自分の中でほっとしています。
<MUSE KENAFPAPER SM(22.8×15.8cm)>

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