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娘が帰省した7月19日に新車の初乗りを兼ねて少しだけ遠出しようと行きました。
たまたまどこかで目にした横井照子さんの展覧会情報を調べていて、
この小海町高原美術館を知ったのですが、
折よく‥というか、ちょうど話題の人になっていた安藤忠雄さん設計の建物でした。

「そういえば私は安藤忠雄さんの建物、実際に見たことないなあ」と。
娘はさほど興味はなさそうでしたが、
彼女はノブユキ(犬)を抱っこして車に乗っていれば満足なので、「いいんじゃない?」で決まり。

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世の中は連休の中日。その割に道中閑散としていましたが、
着くと、ほぼ県外ナンバーの車で駐車場はいっぱい。
美術館の中はさほど人が入ってませんでしたから、
隣の なんたらの湯 目当ての観光客でしょうか?。

安藤忠雄さんの建物というと“コンクリート打ち放し”ですが、
ここはそれにプラスして円弧をえがくコンクリートの壁面になっています。
美術館の中の雰囲気はとても良い感じでした。

素敵な建物でしたが、私たち親子の目には、外に見えるコンクリートの高い塀が
かなりの威圧感。
テーマは「人と自然の融合・調和」。
しかしながら、案内図の写真のようにこの建物を見ることができる場所って、
どこなんでしょうか???。
もしかしたら空高く飛ぶ鳥さんしか
「なるほど~、ヒトと自然が融合しとるわ~。」と思えないかもっ!。
娘に「あの塀はなんのためにあるの?。」と聞かれたのですが、
「あれはこの建物の一部だよ。」と答えながら
意味のない巨大建造物(コンクリートの高い塀)が、この美しい草原に在ることに、
何か落ち着かない気持ちになってしまいました。

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美術館を出て、車中娘に羽交い絞めにされている犬を解放すべく、
向かいのアスレチック広場へ。
そこを私はメモスケッチしていたら雨がポツポツと降り始めたので、
早々にひきあげました。
スケッチには表現出来てませんが、白樺の交じる森や林、
ずっと向こうまでその景色が続く、空気の澄んだところでした。
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<ほぼ日手帳にボールペンと水彩色鉛筆>