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スケッチに行ったのは先月4月2日。
信州の南信にようやく春の気配がし出した頃です。
ライターの友人が取材に行くと言うのでちゃっかり同行しました。
たまたま以前、病院の待合室に信州の歴史ある西洋館の大型本があって、
長い待ち時間中ずっと見ていたことがあり、以来気になっていたところに件の友人の話で、
なかなかひとりでは見に行く機会はないだろうと、いそいそと出掛けたのでありました。
彼女が取材している間、私は鉛筆でスケッチしていた訳ですが、
その度F2サイズの小さなスケッチブックしか持って来なかったのを後悔しました、
「画面に収まらな~い!。」
「そうだ、『街角の楽しいスケッチ』感覚で行こう!」と決意して、
「パース屋としてどうなの?」的感覚は封印して描きました…。


それがまた帰っていざ着彩しようとすると今度は「絵にならない~~」。
建物が画面にぱんぱんに入っているだけですからねえ。
でも、とにかくイメージを大切に描きました。
うだうだ言いわけはこのくらいにして。
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上の建物は、飯田市立追手町小学校です。
昭和4年建築の鉄筋コンクリート3階建。
今もちゃんと使用されています。
絵の左側はずっと校舎が続いていて、その規模の大きさに圧倒されました。
校庭をはさんで建つ講堂も素晴らしかったです。

下は高森町文化財の旧下市田学校校舎です。
0515-1
海鼠壁や寄棟の屋根など和風のイメージですが、縦長窓とかバルコニーなど西洋建築を取り入れた
和洋折衷の擬洋風建築だそうです。

この日は3件の西洋館を見ましたが(3つ目は雨にたたられスケッチ出来ず)、
3つとも本当に良かったなあと思います。なぜ惹きつけられるのでしょうか?。
答えを探しながら、まだまだ描きたいと思います。


<マルマンスケッチブック F2>