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100210
今年になって話題の映画『アバター』を観て、ありえない映像の美しさにすっかりはまり大興奮。
会う人毎、メールの返事にまで「超~良かった~、もう一度観た~い」と。
毎日もう1度観に行くことを楽しみにしてました。
娘が帰省して早速2度目観に行ったのはもう先月の話で、
その後『アバター』がアカデミー賞取れなかったからこうして書く訳ではないのですが、
2度目に観た時、夢現のようだった1度目が信じられない程、
すっかり興ざめしている自分を感じて愕然としてしまいました。
初めて観た時、(3D上映ではなかったのですが)まるで一緒に空を飛んでいるような、
その時の顔にあたる風まで感じられる気分だったのが、2度目にはなかったからです。
そのことが「何でだろう?」とずっと気になっていました。

そうこうしたある日、テレビで『風の谷のナウシカ』が放映されていて、
それこそ暗記出来るほど観ているのに、なにげなく見入ってしまい、
そしていつもと同じように穏やかな感動で見終りました。

その時、ふと「そういうことか‥」と思ったことがあるのです。
『アバター』は確かにストーリーは特段新しいものでもなく
感動するにはいまひとつなのかも知れませんが、そこは置いておくとしても、
気になったのは映像についてです。
最新の3DCG技術を駆使し、本当にどれだけのお金をつぎこんだのだろう!
と、容易に想像できます。
初めて観た時は「嘘みたい、なんて素晴らしいのかしらぁ~」と感じた映像の世界は、
2度目に観た時は「あれ、こんな程度だった?」みたいな。
より現実に見せようとする努力は、止まる事のない、もっともっとの進化を求められますが、
ジブリ作品のトトロやデイダラボッチの、現実にありえないもの達のほうが
実際にいるように感じるのはなぜでしょうか。

建築パースもフォトリアルという方向があります。
私はフォトリアルに魅力を感じたことがないので興味がありません。
3Dソフトを使いますが「写真のようだ」と言われるようにするには
ほとんど2次元レタッチソフトを使っての「手作業」です。
最近パースを、作りこめば作りこむほどお客さんから
「もっともっと」の要求が出てくるように思います。
その先には何があるのかと問いたい時があります。
伝えたいのは何?と。
「表現する」ということは「伝える」ことですよね。

本日のスケッチは、下書きも無しにためし描き用紙にいたずらで描いたバラです。
5分。大変失礼しました。
<一応 アルシュ です>