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2010年03月

澤目獅子踊り(笛)

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なかなか獅子の次に進まなかったのですが、獅子踊りの笛です。
笛は二人いましたが、これは娘を描きました笛にかぎらず笠をかぶった女の子は
皆同じような顔で写真には写ってました。
つまりまんまるのお顔でむくんだような‥。
後で聞くと笠がずれないようにきっちりあご紐を結わえ、
そして手ぬぐいでまたまたきっちり髪を包むのだそうです。
会場の客席で見たときはどちらが娘かなかなか分かりませんでした‥。

この獅子踊りは太鼓と笛に合わせて踊ります。
大きな太鼓を抱えて踊るのも大変そうですが、笛を吹きながら踊るのも大変そうです。
中学・高校と運動班だった娘はきっと肺活量があるので、うってつけなのでしょう。
けれど、笛の音が狂ったりとだえたりしては
それこそ一緒に踊る10数名の皆さんに迷惑がかかるわけですから、
親としては中学校部活のバレーの試合で、
サーブの順番が娘に回ってきた時のような緊張を感じながら観ました。
八尾の「風の盆」とはまったく違うのですが、
笛を吹きながら軽やかに踊る風情が、何と無し似てる気がしました。
<F4スケッチブック 鉛筆>

雑感

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100210
今年になって話題の映画『アバター』を観て、ありえない映像の美しさにすっかりはまり大興奮。
会う人毎、メールの返事にまで「超~良かった~、もう一度観た~い」と。
毎日もう1度観に行くことを楽しみにしてました。
娘が帰省して早速2度目観に行ったのはもう先月の話で、
その後『アバター』がアカデミー賞取れなかったからこうして書く訳ではないのですが、
2度目に観た時、夢現のようだった1度目が信じられない程、
すっかり興ざめしている自分を感じて愕然としてしまいました。
初めて観た時、(3D上映ではなかったのですが)まるで一緒に空を飛んでいるような、
その時の顔にあたる風まで感じられる気分だったのが、2度目にはなかったからです。
そのことが「何でだろう?」とずっと気になっていました。

そうこうしたある日、テレビで『風の谷のナウシカ』が放映されていて、
それこそ暗記出来るほど観ているのに、なにげなく見入ってしまい、
そしていつもと同じように穏やかな感動で見終りました。

その時、ふと「そういうことか‥」と思ったことがあるのです。
『アバター』は確かにストーリーは特段新しいものでもなく
感動するにはいまひとつなのかも知れませんが、そこは置いておくとしても、
気になったのは映像についてです。
最新の3DCG技術を駆使し、本当にどれだけのお金をつぎこんだのだろう!
と、容易に想像できます。
初めて観た時は「嘘みたい、なんて素晴らしいのかしらぁ~」と感じた映像の世界は、
2度目に観た時は「あれ、こんな程度だった?」みたいな。
より現実に見せようとする努力は、止まる事のない、もっともっとの進化を求められますが、
ジブリ作品のトトロやデイダラボッチの、現実にありえないもの達のほうが
実際にいるように感じるのはなぜでしょうか。

建築パースもフォトリアルという方向があります。
私はフォトリアルに魅力を感じたことがないので興味がありません。
3Dソフトを使いますが「写真のようだ」と言われるようにするには
ほとんど2次元レタッチソフトを使っての「手作業」です。
最近パースを、作りこめば作りこむほどお客さんから
「もっともっと」の要求が出てくるように思います。
その先には何があるのかと問いたい時があります。
伝えたいのは何?と。
「表現する」ということは「伝える」ことですよね。

本日のスケッチは、下書きも無しにためし描き用紙にいたずらで描いたバラです。
5分。大変失礼しました。
<一応 アルシュ です>

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