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2010年09月

瀬戸内海と太平洋

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娘が設定した私の子離れ旅行も3日目の9月16日は、
前出の友人Yちゃんに案内してもらい香川の丸亀城を散策し、
坂出で瀬戸大橋の橋脚・東山魁夷美術館の外観を見て、高松に向かいました。
丁度瀬戸内海芸術祭が開催されていて
それこそ2・3日滞在して島巡りをしたいくらいでしたが、それは無理なので、
そしてまた帰りの新幹線の時間との戦いで、
YちゃんはフェリーとJRの小さ~い字の時刻表を何度も確認しながら
「直島は無理やけど女木島なら行けるでー。1時間しかおれんけどなー。」と。
ホントに何から何までお世話になりました。
そう、この日も彼女がたまたま仕事がオフで車の運転をしてくれたのです。
前夜は学生時代の仲間に声をかけていてくれ、なつかしい面々との宴会を設定してくれました。
30年ぶりの再会だったわけですが、その間それぞれの場所でそれぞれの生活をして、
けれど全く変わってないような‥、子供達も交えて語って笑っておいしいお酒が飲めて、
それはそれは楽しかったです。
100916
話は戻り、この日行った瀬戸内の島は高松港から一番近い女木島(めぎじま)で、
鬼ヶ島伝説の島だそうです。
上の絵の右端の山中腹に鬼達が隠れたとされる洞窟があって船着場からバスが往復しています。
帰りのフェリーの時間があるので中を見るのが精一杯、でも人工のものということは間違いない洞窟の、
確かに財宝を隠したんだろうと思われる場所があったり、
中は結構広く年間15℃というひんやりした温度の空間に芸術祭のオブジェがあったりして、
なかなか見所満載でした。
その後山のてっぺんの見晴らし台まで行ってはみたものの駆け足でバス乗り場まで帰ってこなくてはならず、
ひやひやしつつも32~33℃はあるだろう暑い日でした。
そして帰りのフェリーでほっと一息、鬼ヶ島をスケッチしました。
でも、「これは帰ってから水彩絵の具で色つけたら?」と娘が言うのでそうしようと決め、
刻々移り変わる目の前の風景をしっかり目の奥に焼き付けました。
そして色付けしたのですが、“1回で2度楽しい!”“写真もいいけどスケッチもねっ!”ってカンジでした。
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下の絵は前日行った高知の桂浜。この砂浜の右手にある小高い岡に龍馬像が立っています。
同じ四国の海でもこちらは太平洋。
沖に停泊している船がなければ、ただただ広い海で、
この船は景観に情緒をかもし出すためにわざわざそこに停泊しているのかも?とさえ思いました。
こちらもその時色付けはせず、サインペンでごく簡単にスケッチしました。
その時のイメージ通りの色が出せて良かったです。
さあそして旅行気分はそろそろ終わりにしないと。
明日から月末までタイトスケジュール、頑張るぞぉ~。

<CansonスケッチブックF2>

龍馬の桂浜

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この旅行はもともと娘が桂浜に行ってみたいと思い立ったからことから始まりました。
彼女は今の大河ドラマのブームより以前から「龍馬が行く」などを読破していて
ドラマを二人で見ている時は解説をしてくれるので、私もにわか龍馬ファンになっていきました
(もちろん福山クン効果の方が比重は大きいですが‥ニヤニヤ)。
そこで大津の次は高知に行くことは決まって、
で、私の女子美術大学時代の友人が香川県にいるので
「どこかで会えたらいいな」くらいの気持で電話をしたら、
翌日には「全て段取りをした」と電話が来ました。
なんとご主人様の最後の夏休み1日をその日にとってもらったとのことで
終日車で方々を案内してもらいました。
学生時代から確かにそういう子でしたけど、あらためてなつかしくありがたく、
なんとも幸せな一日を過せました。
100915
桂が浜で龍馬像を見て浜を散策して娘は近くの水族館を見たいと言い、
われわれシニア3人はパス。
で浜の四阿に腰をおろしてもろもろの話に花を咲かせつつ
私は昨日のミニ色鉛筆と鉛筆でそこから見える浜の一角をスケッチしました。
途中観光客のおじさん達にカメラのシャッターを押してほしいと頼まれて
ひとしきり「湯河原から来た」「私たちは女子美出身」「長野の小布施に行ったことがある」
なんて話をして去っていきました。
この旅では全部で4回スケッチブックを開きましたが、
覗き込まれることが一切なかったことが何だか不思議です。
このくったくないおじさん達でさえ覗き込んだり「ほー」とか「へー」とか言ったりしませんでした。
私にはそれがすごく心地よく、思うように描けた気がします。
<CansonスケッチブックF2>

琵琶湖-竹生島

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大学の夏休みはほぼ2ヶ月間あるといってもなかなかまとまって帰ることができない娘は、
その埋め合わせにか「9月に2泊3日の旅行に行こう、旅費はバイトで貯めたから。」と誘ってくれて、
プランを作り大学生協で切符を全て取ってくれました。
誰が聞いても親孝行を絵に描いたような話ですよね、全くありがたいことです。
で、行った先はまずは大津に一泊。
私は琵琶湖を見たことがなかったのでリクエストしました。
比叡山延暦寺もあり、大津には古都の匂いを感じていました。
着いてまずは琵琶湖クルーズで、このあと比叡山に行くため、
〈長浜港-竹生島-今津港コース〉を選びました。
途中の島で30分あるとのことでしたが私は竹生島の事前知識も持ち合わせず興味もなかったし、
暑かったし、すごい勾配の階段を登り降りしなくてはならないことは一目見てわかったし、
「ママはいいわぁ~、船着場でスケッチしてるからひとりで見てきて~。」
で、娘は30分もかからず息も上がらず島を一回りしてきました。。
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船着場近くの休憩所ベンチから見えるスケッチポイントはここしかなかったので
とりあえず時間つぶしで描いたのですが、
あとでパンフレットを読むとこの観音堂の唐門は国宝!だそうです。
確かにこの門の屋根形状がおもしろいなーと描きながら思いましたが、無知も甚だしいですね。
木立に隠れてしまいますが、その先は船廊下で本殿につながり、
そこから海にせりだしたところには龍神拝所があります。
もう少し時間があれば私もゆっくり廻ってみたかったですが、
おもいがけず国宝をスケッチできてまずは満足でした。
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実はこの旅行でもスケッチ道具持参したのですが、
肝心要の固形絵具付パレットをみごとに忘れたことをJRに乗ってから気がつきました。
なんというおまぬけさんでしょうか。。。
で、大津のホテルについて夕食を食べに外に出たおり、
PARCOに入ってみたら書店の一角にこの12色入りのミニ色鉛筆があったので購入してみました。
書いてあることが良いではありませんか、
『さっとかばんに入れてスケッチ旅行に出かけよう』ですよ!。
ホテルに戻って早速12色で色付けしてみました。
<CansonスケッチブックF2>

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