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0922
去年の1月に鉛筆スケッチした岩手銀行中ノ橋支店、
ようやくようやく着彩しました~。
細かく描くのが大変だと思いF12サイズにトレスダウンし直して描いたのですが、
パースではなく水彩画としていざ描くとなると
「絵になる」ということと、
正確に説明的に描くことの違い、を終始考えてしまいました。
仕上がってみても、はたしてどうだったのかよくわかりません。
実は大部分はもうずっと以前にできていて、
仕事をいいわけに細かいところが仕上がらない状態が続いていました。
絵は気持ちが高まった時にいっきに描きたいものです。
大部分を描いていた時は結構悩みましたが、
その時いっきに仕上げなかったので、毎日ちらちら見ていると「まぁ~こんなもんかな」で
自分にすっごーく甘くなってしまいます。
絵やスケッチは楽しみで描きたいですが、悩むことも必要ですね。

さて、岩手銀行。「盛岡を代表する近代建築、と言うより
盛岡のシンボルと表現してもいい」と言われているようです。
明治44年に地場銀行である盛岡銀行の本店として竣工したもので、
設計は東京駅や日本銀行本店の設計で名高い辰野金吾率いる
辰野葛西建築事務所だそうです。
娘の大学サークル伝統舞踊の発表会はこの先の盛岡劇場という
ちょっとレトロなこじんまりした会館でいつもあり、
新幹線盛岡駅をおりて盛岡劇場に向かって歩いていく途中、
中津川を渡ったところから見た岩手銀行です。
正面はドーム屋根側からみた方なのでしょうが、
私は中津川べりの道をちょっと下がったところから見るこの角度が好きです。

<F12 アルシュ>