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2013年06月

西洋館をスケッチその2

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0630

ライターの友人が長野県の西洋館の本を書くということで各所を取材して、
その建築物に感動したことなどを、建築に関わりがあるつながりでだと思いますが、
私によく語ってくれて、そんな関係で機会が合う時はその取材についていったりして。
その2回目、長野市の下氷鉋小学校校内に復旧・復元されている「旧作新学校本館」です。
行ったのは5月のある日、なんだか妙にあっつい日でした。
でも中に入るとひんやり。
断熱してあるわけではないので、
やはり人の熱や電気製品の発熱がないこと、が大きいのでしょうか?。
明治16年に建てられた間口8間奥行き6間の擬洋風建造物です。
長野市の指定文化財。
請け負った大工さんは当時最新技術のあった横浜に出向いて
洋風建築を学んで建築にあたった、と書いてありました。

これも現場で鉛筆スケッチしたのですが、
暑くてささらほさら(←ちなみにこれって方言ですか?)のいい加減なものでした。
でも眺めているとやはりその場で描いたものは迫力が出てると思い、
そのまま色付けしました。
その現場の勢いが出るようにわざと「水筆」でしゃかしゃかどんどん色つけました。
水筆は私のように思ったままどんどん描きたい人には向いてるかも。
さっさと細かいこと気にせず描けて、なかなか「ごっきげ~ん!」でありました。
で、取材中の友人も描き入れてしまいましたとさ。

<マルマンスケッチブック F2>

高原のキャベツ畑

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0625-3
先日、友人の用事に便乗して長野市から車で30分の飯綱高原に行きました。
友人の用事が済むまでの2時間を、私はゆっくりお蕎麦食べたり
スケッチしたりしようともくろんだわけです。
少し遅めの昼を取ろうと5分程戻ったところにあるお蕎麦屋さんまで
友人の車を借りてひとりで行ったところ、
一本道と思いこんでいた帰り路、行けども行けども元の場所に戻れず、
自分はこんなにも方向感覚が悪かったのかと愕然として、
来た道を何度も戻ったり、「まてよ」と逆方向に行ってみたり…。
で、実は本線から脇道に入っていたことにようやく気付いて、
無事戻れたのは30分前。
まあどこを走ってもきれいな景色で良かったっちゃぁ良かったんですけど、
道を人に尋ねようにも地名も知らず、目印になるようなものもないようなところで
「やばいかもぉ~(冷や汗)」でした。

雲が厚く、蒸し暑い日でした。
もう時間がないとわかっていても、スケッチ道具を持ってやってきて、
目の前には素晴らしい風景。
「何としても、線1本でも描いて帰らねば。」と、うなるようにして
目の前のキャベツ畑を鉛筆で描き、
キャベツの色を入れたとこで友人と合流時間になりました。
高原の幹線道路を少し入るだけで
こんなに広いキャベツ畑があるとは知りませんでしたし、
ちょっと八ヶ岳山麓のような風景で、
快晴であれば遠くの山々が見えて、それは雄大な景色なのだとか。

遠くの山は見えませんでしたが、瑞々しいキャベツとよく耕されたふかふかの土、
それをメインに仕上げました。
奥のビニールハウスは何を栽培しているのでしょうか。
ところどころにトラクターが置いたあったり、そんなものも絵に入れたいと思いながら、
実は全然うまくいかなくて何度も絵の具を洗い落しました。
聞かれても無いのに友人には
「あの絵ねぇ、いじり倒してポシャっちゃったのよぉ。」なんて言って。
でもでもあきらめず、
なんとか自分が思ったイメージに近づけましたのでアップすることにしました。
ああ難しい。。。

<コットマンスケッチブック F4>

近況を

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近年ご無沙汰だったタイトスケジュールの仕事が無事終わり、ちょっと安堵しています。
打ち合わせが済んでから実質4日間、
集中力を切らさないよう張りつめているのでだんだん食欲もなくなり、
時間が間に合わず徹夜になり…と、かなり悲惨でしたが、
それでも若い頃より気持ちに余裕がありました。
「やるだけやるしかない、それでもできなけりゃそれまでのことだ!」っていう開き直りですね。
妙に力まず目の前のパースにだけ集中できたのは良かったと思います。
後半は『ランナーズハイ』ではないですが、
「寝ない食べない」状態で『ハイ』になってましたね~、不思議なことですね~、
結構いい歳なんですけどね~~。
0525
そして、少し前なのですが、ある方から紹介されて、
以前大手ゼネコンの設計室でパースを描いてこられ、
退職後自宅アトリエで水彩画を描いていらっしゃる方をお訪ねしました。
お話を聞いてどうしてもお会いしてみたいと思ったのです。
それをお伝えしたところ大変快く招いて下さり、
アトリエで作品をたくさん見せて下さいました。
いろいろ話も聞いていただき、「このままでいいからどんどん描くことだよ。」と
アドバイスいただきました。
素晴らしいスケッチを膨大に描いておられるにも関わらず
「個展するなんてまだまだ…」と言われるので、本当に驚きました。
ご病気療養中とのことで、体力が戻ったら
「やはり最終的には建物のある景色を描いていきたいと思っている」と力強くおっしゃってました。
また私の「街角スケッチ」も「パースと絵は違うから、これで良いんだよ。」と言っていただき、
背中を大きく押された気がしました。
素敵な奥様と猫ちゃんとご自分で設計されたご自宅の、
デッキのある居心地のよいアトリエで素敵な絵を描いておられる姫野さん。
超~あこがれます~。またスケッチブック持って伺っちゃうつもりで~す。
0519
で、このスケッチは3年位前、茶臼山動物園に娘と行っ時、
鉛筆でちょこちょこっと描いたものに最近色をつけたものです。
その時の鉛筆スケッチを娘は「…ふざけてんのかぁ?」と言いましたけど。
色付けたら自分的には何だかすっごくかわいくて、
見てるとついニヤニヤしてしまうのです。

<キャンソンスケッチブック F2>

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