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2014年02月

おあそび

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0216-1

冬季オリンピックまっただ中。
カーリング競技にはまってしまい、
金曜の夜も女子カーリングを真剣に応援する気満々でいましたが、
この大会からようやく興味を持ち始めた新参者にはホントはらはらドキドキで
10投づつの10エンド、心穏やかに観ていられません。

それがわかっていたので、小心者のワタクシは、
たまたまその日の新聞に入っていた広告の男性の写真を、
たまたま目の前に何か描こうと
ずっと置いたあったスケッチブック、それに18色の色鉛筆、
ひたすら競技に集中しすぎないようにとばかり
なんとなくスケッチ始めたのですねー。
その間友人からの電話もあり、話しながらスケッチしてテレビも観て…、
なんて器用なこと私は出来ませんから、
結果「…全然似てないなぁ!」そして、「…大差で負けてしまったなあ!」で、
その夜は終わってしまいました。

翌日の土曜日、朝起きて居間を見ると、
なんと!なんだかイケメンがいるじゃぁありませんか~。
0216-3
あまり似てないにしろ、甘いマスクで見つめられると悪い気はしませんですわねオホホ~~、
ってか真剣に完成させよう!って気に俄然なりました。
しかし似せて描こうと、しっかり見て描いているのに、なかなか似ないものですなあ~。
まあ「おあそび」ってことで。
そして念のため、わたくし特別ジャニーズの男の子が趣味ってことはありませんので。
だけど、なんだかどっかの国のフィギュアスケートの選手にいそうな顔ですよねぇ、
なんでこうなっちゃったのでしょうか、生田斗真君なのに。



<アルシュ荒目 F4>

焼き杉ハウス

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0131

久しぶりに胸がざわついてしまいました。
たまたま友人とのお喋りのなかで、彼女の家の近所に高名な建築家が建てた家があると聞き、
「この辺のガチャガチャした住宅街にっ?、うっそ~!!」と、
自分の勉強不足というか建築に関わる仕事をしていながらのこの無知っぷりを
恥ずかしいと思うより先に好奇心から見たい思いで、
寒い寒い日、近所を歩いていたついでに見に寄りました。

視野に入った時から気持ちが、ときめいてしまいました。
焼き杉と漆喰の外壁が織りなす縦縞模様や独特な外観フォルム、
遠目でも目立つことは確かですが、
目立ちながら不思議とその景観に溶け込むというか、なじんでいる全体の中の建築。
一瞬で「なんて素晴らしいの~」と興奮してしまいました。
聞けば昔からの大きなお宅で、敷地の中の樹木はなんと「保存樹木」。
その神社などにあるような高さ10m以上はあるだろう樹木と自然のままの敷地はそのままに、
たぶんそこに合う住居を望まれての設計なのだろう、
ということが建主様に聞いたわけではないけど理解できるような、そんな住宅でした。

その高名な建築家とは建築史家でもある藤森照信先生。
もちろんお名前は知ってました。そういえばお茶室『空飛ぶ泥船』…。
そう思ってネットで調べてみましたら先生の作品リストにしっかり載っていました
「2008年焼き杉ハウス・松軒(長野市)」と。
で、先生が長野県茅野市出身であることもようやく知った次第です。
まあそんなことはともかくとしても、こうして藤森先生の仕事を見れて良かったなあと。
手袋してマフラーぐるぐる巻きにして
F2の小さいスケッチブックに鉛筆スケッチして帰り、
その日の夜思い出しながら色をつけました。
手前はたぶん以前からある土蔵を、同じように焼き杉で改装したのだと思います。
実家の築百年以上の土蔵の取り壊しを傍観してしまった自分を
いつもふがいなく責めている身には、本当に愛おしい建物に見えました。


<マルマンスケッチブック F2>

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