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0907-3
「残暑厳しいどこかの街」ってカンジですが、
2015年3月旅行したカンボジア(アンコールワットのある都市)シェムリアップの風景です。
以前一度描きましたが(2015年10月5日)
なんだかコテコテになってしまい、あの街の、雑然とした南国の明るさが感じられず、
どうも気に入らなかったので、写真を見ながらではあるけど
「細かいことは気にしない、架空の街でもいいじゃないか!」っくらいの気持ちで描き始めました。
けれど後半にはやはり、パースラインや遠近感の乱れに、心は乱れるんですよね~。
で、ちょっといじりすぎてしまったところも何ヶ所かあります。
写真には写ってない「人」をパラパラ追加したら、ちょっと楽しいカンジになって良かったけど、
なんだかレゴブロックで作ったような「人」になってしまった~、あちゃちゃ。

<ランプライト F4ブロック>



しばらく仕事仕事仕事~でスケッチをする余裕もありませんでしたが、
仕事が忙しいのは、身体はきつくても生業として好きでやり続けている事、
なんら苦労はありません。
依頼してくださった方に喜んでもいただいており、励みになっています。
が、私の仕事のホームページ作品集に作品を揚げたことに対するクレームがあり、
仕事に対する私の考え、私の立ち位置、お客さんとの信頼関係・相互理解を構築する努力、
について、深く考えるきっかけになりました。
その間に小学校時代の友人を見送ったことから、還暦まぢかのこの年になって
「友達ってなんなのだろう‥」ということも考え続けていました。
数か月間地中に潜っていましたが、「今年の夏は暑かった」と言える予感の、
少し涼しい今日です。

“花に嵐の例えもあるさ、さよならだけが人生だ”   井伏鱒二、でしたかねぇ。