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10月ももう終わりですね。
例年は、穏やかな陽気で天高くさわやかな月だったと思いますが、
今年は雨ばかり。

今月上旬、娘の結婚が決まり両家顔合わせの会食会を娘たちが設定してくれて
上京したのですが、前日宿泊のため取ったスカイツリービューのホテルからは
雨雲に半分おおわれたスカイツリーがぼんやり見えるだけ…。
もちろん翌日も傘をさしたり閉じたりのお天気、
娘は平然と「アタシ雨女だし」。

昨日の日曜日も実は女子美長野支部主催のワークショップが上田市であって、
参加の予定だったですが、大雨のため中止になりました。
色々準備してきた事務局の小林さん、自他ともに認めざるを得ない雨女ですが、
もうね、笑うしかないような伝説を創りつつありますよ。

庭のドウダンツツジが紅葉を初めて、オオデマリもシックな色になり、
紫式部のムラサキ色がハーブや常緑のアイビーに交じって
狭い狭い庭ながら玄関ドアを開ける度に「きれいだなあ」と。
他の描きかけのものがあったり、先にしなければいけないことが頭よぎったけど
気持ちが動いたものを描きたい!と小雨の中ポーチで描きました。
水筆を使って急いで描いて何が何やらわからなくなって、
ティッシュで絵の具を落としたりしてきれいな色がでませんでした。
思うようには描けなかったけど、記録としての今年の我が家庭。

昼からは一緒にワークショップ行くはずだった友人と
82銀行ギャラリーでの今日最終日
八十二文化財団企画展「早世の大器 山口蒼輪展」を観に行きました。
1950年、私が産まれる前に既に36歳で亡くなっていた日本画家とは到底思えない
迫力ある展示でした。
そばでみると細かく丁寧な写実に見えますが離れて観るとそのままの写実ではなく
おおらかにデザイン的にテフォルメされていることがわかります。
(午前中、ぐしゃぐしゃのスケッチした身には、あれもこれも身に染みて、
首が垂れさがりました。)
この方が長く生きておられたら、きっと若冲を超えると言われただろうなあと
素人ながらそんな風に感嘆しつつ鑑賞しました。
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