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2018年05月

カタクリから『カラヴァル』

カテゴリ:
0514-2

3月の鉛筆スケッチに色を着けました、昨日。
庭のバラが一輪咲いて、これから一斉に咲き乱れそう。
「そうだ、薔薇を描かないと!、その前にカタクリ~~。」の流れです。

薔薇といえば、
最近読んだ本、本屋大賞の翻訳部門賞かなんか取った『カラヴァル』。
ハリーポッターのような、魔法の世界が出てくる「お話」ですが、
ここにバラが頻繁に出てきて、怪しげな魔法の世界の雰囲気を盛り上げてます。

お話自体は、なんとなく組み立てがあいまいで、設計図面からパースを作る身からすると
舞台となる場所がどうなっているかわからないまま読むのはどうもすっきりしなかったのですが、
読み進めていくうちに、そこは結構あいまいでもどうでも良くて、雰囲気や気持ちを必ず「色」で表現していていることに気づきました。
例えば
“さっきまで焼けたブロンズのようだった空に、緑色とひんやりした青色が混じっている”とか
“動揺の朱色が胸をよぎった”とか、
“色は豊かな茶色と薄いブルー、守られている安心感を与えてくれる色”とか。
私が一番好きだったのは妹の髪の毛の表現
“天使のような顔。その顔を取り囲む「はちみつ色」の巻き毛”

そのうち建物や街がどういう構造でどうなってるのかなんてことはぶっとんでしまって、
その色彩の世界にどっぷりはまってしまいました。

私にとって色は言葉の代わりになりうるものですが、
他の人もそうなんでしょうか?。
興味があります。

ちいさな花束

カテゴリ:
0501-4
ちいさなガラスのコップに、最後になって、でもまだ捨てるには忍びないお花や
庭のハーブなどを挿して、しばらく楽しむことがあります。
これもそう、深紅のガーベラがまだ元気で、庭のレモンバームの葉がこの時期は一番きれいなのでちょこっとまとめて机に置いおいたのですが、
それがなんとも可愛らしくてその脇を通るたび気持ちが動くので、ぴゃーっと水彩で描いてみました。
そのとおりにきれいに写真に撮ったように描くなら写真でいいし、
水彩で描くって、何を描いたらいいのだろう?って、この頃考えるのですね。
で、鉛筆の下書きもせず思った色を筆でどんどん描いてみました。
残って見える鉛筆の線は、後から何か足りない気がして引いてみました。
この画像はやっぱり元の絵とは違います、何回も撮り直して、画像ソフト使って近づくように試みましたが、今回は本物の、スケッチブックに描いてある絵のがいいです(^^ゞ。
好きな絵になりました。

<SMサイズ スケッチブック>


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