1108-1
歌舞伎を観ながらのスケッチその2
その日は雨の予報はまるで出でいなかったのですが、
時折空が暗くなり、冷たい風がが吹いたかと思うと、
パラパラ雨が降って、そして天気雨のようになったり、
それがしばらく続いて、フィナーレにはきれいな青空が出て、
まるで辛い物語が最後のクライマックスで盛り上がるのと
リンクするかのようでした。

始まってすぐサーっと雨が降り出し、
観客は帽子かぶったり雨具を着込んだり、
お弁当の包みのビニールをかぶったり。
私のスケッチブックも雨のスパッタリンクが。
でも一番気になったのはこの方(太夫弾語りというのですか?)、
屋根のないところで譜面や三味線が濡れてしまう~~(ハラハラ)。
でも動じることなく堂々と謡い弾き語り。
しばらくして雨が止んだから良いものの、
雨脚がもっと強まったらどうされたのでしょうか。

そんな訳でスケッチブックをコートの下にもぐらせてましたが、
この方になんだかすごく興味を持ち、2枚目走り書きしておきました。
で、昨日水筆でささっと色を乗せてみました。
雰囲気は出たかなと思います。

<F2スケッチブック 透明水彩 水筆>