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去年の翠水会展の

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去年11月 第13回翠水会展に出させていただいた絵です。

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13回となっていますが、この会は実質23回続いており、母体となる水彩画教室の講師の先生が変わられた、などの経緯があるそうです。
そんなわけで会員の方々は平均年齢80歳を超えているそうです(会長さん談)。
そこでこの会も、いつ幕引きするかを事務局ではきりの良い25回あたりと考えておられるそうです。となるとあと2回となります。
私もご縁あって出させていただいてから今回で6回目となりました。
年一回しかお会いしない皆さまですが、誰がどんな絵を描かれるか、その人なり‥、
皆さん年齢などまるで関係なくとても魅力的で、毎年お会いして絵のこといろいろお話させていただくことが楽しみでした。残念ですが、ますます進化して素晴らしい作品を描かれる皆さまに負けないようにに、あと2回頑張ろうと思います。
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独鈷山とそば畑」 F20号

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「秋のけはい」  M20号

娘ほど年の離れた可愛いお友達が会場で撮って送ってくれた写真です(´▽`)。

今年の翠水会展

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今年も押し迫ってまいりましたが、年末年始の準備・年賀状などほとんど出来ていない状態で
ふと、「そうだ、翠水会展もアップしてない!。」
今頃になって気づくしまつ、相変わらずの年末です。
11月にギャラリー82で行われた『第12回翠水会展』、今回でもう5回目の出品となりました。今年は外スケッチが全くできず、こんな泥縄作品を出し続けていいのか?と自問しつつ、それでも「ここでやめたら絵を描かなくなるのではないか」と思った瞬間、絵を描かない自分が浮かんでこなかったことにおののいてそして、「描かなきゃ!」と申込み締切日二日前から描き始め11月13日の搬入に間に合わせた、という作品です。
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F20号 『お家に帰ろう』

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F12号  『ドッグランにて』

今年仕事の量は若干少なめでしたが、その分より丁寧に取り組めたと思います。
来年も変わらず皆様のお役に立てる建築パースをしっかり心掛け頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
皆様にはどうぞ良いお年をお迎えください。

翠水会展終わりました

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昨年より声をかけていただいている『翠水会展』。
水彩画愛好家の方たちの年1度の展覧会です。
私は今年はコロナの影響でスケッチにも出掛けず、
6月からは滞っていた仕事の発注が相次ぎ、絵を描くに至らず。
ご案内いただいてスルーしてしまったのですが(汗)、
再度ご連絡をいただき、まだ1か月あるからと、そこから描き始めました。

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B2サイズのパネルがあったので、そこにアルシュ紙を水張りしました。
絵画サイズでいうとM20号になるので、ぎりぎり展示会場に出せるかなと。

国画会会員の碓井恵子先生が講師として、最終日講評をして下さるのですが、
「建築パースを描かれているから、やはり全体を描きすぎてしまうのよねぇ。」
とご指摘いただきました。
そう、自分ではすごく意識して描きすぎないように
タッチや色味を変えたつもりではいましたが、やはりできてませんでした。

「大きな絵は難しい、、、」と、ため息つきながらの悪戦苦闘。
そういえば自分、絵画というものを避けて避けてデザイン科を選び、
仕事としてデザイン畑にかかわっていたのだったと改めて。
「絵ってよくわかんない・・・。」って思ってました自分!。
ですが外でスケッチするのは楽しく、
スケッチブックや手帳に気ままに描いて楽しんでいたのです。
去年風景スケッチの会で声を掛けられ、この展覧会に参加して以来、
絵を描くこと、絵にすること、展覧会に出すこと、の3つが
なかなか自分の中で整合性が取れず、おおいに迷い込みました。
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ですが、大きなサイズの絵にチャレンジしたことや、人前に作品を晒し、
会の方々と色々お話ができ刺激を受けたことなど、とても有意義だったと思います。
ご縁に導かれるのも悪くない。

これからも絵やスケッチを、感動したままに楽しく描いて行きたいと思いました。
その中で大きなサイズも描いて行きたいと思います。
そうした中で出せるものがあったら、
また来年もこの展覧会に出させていただこうと今は思っています。

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実は最近このブログ放置状態なのですが、
なかなか双方向で交流できないので、
ついついインスタグラムに癒しを求めてしまっております^^;。

よろしかったらインスタグラムの方もご覧ください。
tomikokitamura(@tokokitara) • Instagram写真と動画



『楽しい!女子美同窓会!!展』

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すでに24日から始まっており、明後日27日までです。
女子美術大学同窓会長野支部の、
個性豊かな有志10数名が思い思いの作品を出していて、
なかなか面白い展示会となっております。
お出掛け下さいませ。

私は水彩画を3点出しています。
(3年前にこのギャラリーで『さんにんよれば展』をした時は
ポストカードも用意しましたが、今回は置いていません。)


コルビジェ展を見て

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今月14日、娘夫婦が都内で引っ越しをするというので、手伝いがてら上京し、
どうせ新幹線使って行くなら何か見てこようと選んで行ったのがこちら↓
コルビジェ展、西洋美術j館です。
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西洋美術館は世界遺産に登録されてからは行ってなくて、
ちょうどいい機会なので建物もじっくり見たいなと。

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展覧会1階は建築模型など展示されていて、撮影可。
けれど2階からは絵画が展示されており、撮影不可です。
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↑これはパリ中心部の都市計画模型。
奥の集合住宅の模型は、この計画の5階建て低層住宅部分です。
他には有名なサヴォワ邸の図面・模型・習作スケッチ・パース
ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸の図面・模型などなど。

実は私、近代3大巨匠のひとりと言われるコルビジェの建築に
今まで興味を持ったことがあったかと聞かれれば答えは「いいえ」なのですが、
昨年『コルビジェとアイリーン--追憶のヴィラ』という映画を観まして、
アイリーン・グレイという、コルビジェと同じ時代に生き、
家具作家であり建築家でもあった女性にすごく興味を持ったのですね。
その延長で、映画の中では毛糸のパンツ一丁で室内の壁面に何やら幾何学的な絵を描いてる
"へんなおっさん”のコルビジェに「何なのこの人?」という興味は持ちました。

そしてこの展覧会ではそのコルビジェの絵画を、コルビジェの建築や家具と織り交ぜながら
ピュリズム運動の仲間の作品や、影響を受けたキュービズム絵画(ピカソなど)などと、
たくさん展示されていました。

私はコルビジェが絵画を真剣に描いていたことを知りませんでした。
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(↑最後の最後に私がうわーっと感動したコルビジェのピュリズム以降の作品。
大成建設株式会社所蔵だったので、画像を拝借しました。)

画家のオザンファンと
“1920年に雑誌『エスプリ・ヌーヴォー(新精神)』を創刊し、機械文明の進歩に対応した「構築と総合」の理念を、芸術と生活のあらゆる分野に浸透させることを訴え…”
ピュリズムを提唱したのだそうです。


その絵画理論と絵画を見ているうちに、ハッと気付いたというか、
ようやく気付いたというか、、、
遠い昔、美大受験のおり、デッサン6時間(1日)平面構成(デザイン)6時間(1日)と、
学科試験のほかに実技試験が2日間あったのですが、
その「平面構成」とは、まさしくこのピュリズム理論によるデザイン画だったのでは?って。

ちいさなフックが2個机上にころがっていて、それを見て“B2サイズのボードに形と色彩で構成しなさい”というのが試験課題で、上から見たり正面から見たり(あるいは断面を想像して入れたり)して、それらの形を組み合わせて、ポスターカラーを使って塗分けて表現するのですから。

急になぜ美大受験のことなど思い出したかというと、最近『ブルー・ピリオド』という美大受験を描いた漫画を知り、全4巻大人買いして読んだのですね。
日頃漫画は読まないのですが、何かのきっかけで第1巻をネット上で無料で読むことができて、
自分の若かりし日々が、なんだか胸が苦しくなるように思い出され、続きも読みたいと思ったのです。
そんなわけで「一周回って、気付いたよね~~」という気分でした。

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そして帰りに東京駅でやっている↑この展覧会も、ぎりぎり観れるかもっ!と思ったのですが、
駅構内で少しうろうろしてしまって、6時までとなっていたのですが、
扉に入館は閉館30分前までとあり、5時35分だったのでダメ元で「ダメですか?」
と聞いたのですが、あっさりシステマティックに断られました!。
あとで気付いたのですが、コルビジェ展とセットで100円安くなるようです。
ああ、やっぱり両方見たかった…。残念
まだあと2週間ありますので、行かれる方は上野のル・コルビジェと東京駅内のアアルト、是非。

長くなりましたが、
西洋美術館の常設西洋画がかなり充実していて、今回観れて良かったです。
古典絵画から印象派の流れがわかる展示だったのでしょうか、
またまたこれも最近読んだ本『名画の読み方』『名画の言い分』(木村泰司)で、
西洋における絵画の歴史と意味が丁寧にわかりやすく書いてあって、
「西洋美術史」を大学で1年間学んだことはあっても、まーーったく興味持たなかった私は
まさに目からうろこだったわけですが、
そんなわけで非常に興味深く観ることができました。
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↑マネ
マネに関しては以前見たマネと親交のあった女流画家ベルト・モリゾの映画(題名忘れました)
が、何だか良くわからなかったのですが、西洋絵画に印象派が出現する流れなどを知ると
この絵などはいかに当時斬新だったかがわかり、今になってその映画の内容も分かり、
その素晴らしさにじわじわ~っと感動してますねー、、いやはやおもしろいことです。
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ピサロ
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モネ
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モネの睡蓮
パリのオルセー美術館で20代最後の歳に見ました。
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離れて見るとくっきり睡蓮の存在が見えるけど、
すぐ近くで見るときっちり克明に描きこんだわけでなく、逆にこれを描いている画家は何を描いてるのか解ってるのかなあ?というくらいの大胆な筆遣い色使いですよねー。
若い頃と同じ感動で、それを新鮮に感じました

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